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「殺風景」から「温かみのある空間」へ。猫と暮らす北欧ナチュラルモダン

@be___him

こんにちは、インテリア相談室です。

今回は、賃貸にお住まいのYさんからいただいたコーディネート事例をご紹介します。

「お部屋が殺風景で、色味や質感の統一が難しい」とお悩みだったYさん。愛猫ちゃんと一緒に暮らしながら、程よく生活感があり、温かみのある空間を作りたいというご要望をいただきました

Yさんのお悩みをどのように解決していったのか、具体的なご提案内容を詳しくご紹介します!

Y様のお悩みとご要望

事前にヒアリングさせていただいた、主なお悩みやご要望はこちらです。

  • お部屋の印象:殺風景なので、温かみのある空間にしたい。
  • 生活感のカバー:リモコンやティッシュ箱、配線の存在感が気になってしまう。なるべく収納で隠しているが、もっと良い部屋作りがあれば知りたい。
  • 猫ちゃんとの暮らし:猫グッズがあるとゴチャついて見えてしまうため、インテリアに馴染むようにしたい。
  • スペースの活用:ダイニングテーブルの下にラグを敷くか迷っている。キッチンボードの上の棚や、寝室の謎の窪み(壁ニッチ)を素敵に飾りたい。
  • 将来を見据えて:賃貸なので、ゆくゆく引っ越した先でも長く使える、シンプルで使い勝手の良いものを選びたい。来客時に椅子にもなるスツールも置きたい。

コンセプトは「柔らかな北欧ナチュラル」×「スパイス」

Yさんの理想のイメージを分析すると、白やベージュを基調とした穏やかで明るい北欧ナチュラルな家具がお好み。

そこにテイストを超えた、「スパイス」を加えたバランスがお好みということが分かりました。

そこで、知的な緊張感と奥行きを生み出すスタイルをご提案。

ウッドの温かみをベースにしながら、ステンレスやスチールなどの冷たい素材や、照明のフレームなどの細いブラックのラインを少しだけ取り入れることで、大人っぽく洗練された空間に仕上げていきます。

リビング・ダイニング:生活感を「隠す」と「馴染ませる」

お部屋の印象を変えるため、まずはリビングダイニングの「面積の大きい部分」と「視線が集まる部分」を見直しました。

大きなラグで、床の重たさをリセット

お部屋の床がダークブラウンなので、理想のインテリアを実現するには、色のコントラストを柔らかくする必要がありました。思い切って床の色を変えるか、まずは家具などでできることをするか。この2択をご相談して、後者に。

大きなオフホワイトのラグをご提案しました。 面積の広い床の露出を減らすことで、大がかりなDIYをしなくてもお部屋の印象が劇的に和らぎます。

“見せ場”を作るラタンキャビネットと照明

「家具を置くと狭くなりそう」という不安に対し、テレビボードをキャビネットタイプを採用し、縦にボリュームを持たせました。

軽やかさも備えているラタンキャビネットにすることで、 AV機器や生活小物をしっかり隠しつつ、お気に入りを飾れる「お部屋の見せ場」になります。

さらに、テレビの横にはテーブルライトを添えて。 無機質な家電のすぐ横に柔らかな光や植物を配置することで、視線がそちらに誘導され、家電特有の存在感をふんわりと和らげることができます。

「猫ちゃんゾーン」はお洒落なオブジェに

悩みの種になりがちな猫ちゃんグッズ。

今回は、ヴィンテージ風のミニラグを敷いて「ここは猫ちゃんの特別なエリア」と視覚的にゾーニング(区切り)しました。

さらに、キャットハウスなどのアイテムをラタンのような自然素材に変えることで、単なる猫ちゃん用グッズが「お洒落なインテリアオブジェ」として空間に美しく溶け込みます。

キッチンボードの「いい感じ」な飾り方

キッチンボードの上は、薬やDMなどの「隠すもの」と、グラスなどの「出すもの」をしっかり仕分け。

出すものはトレイやカゴの上にまとめて配置することでバラバラ感がなくなり、ショップのような整った雰囲気になります。

”洗練”と“遊び”をミックスした寝室

寝室は、洗練された雰囲気の中に遊び心をプラスするご提案をしました。

あわせて、「ベッドルームの謎の窪み(壁ニッチ)を素敵に使いたい」というご要望もいただきました。

ストライプとモダン照明の掛け合わせ

寝具には、洗練されたアクセントになるストライプ柄のコットンリネンを。そこに、ガラスとクロムメッキが魅力のモダンなペンダントライトを合わせました。

ストライプの「洗練さ」と、カラフルなラグやアートの「遊び心」という対照的な要素を、この照明がスタイリッシュに繋いでくれます。

リビングで使用されていたラグマットを寝室で活用。近しい色合いをアートやクッションでリンクさせて春らしいコーディネートに。

「窪み(壁ニッチ)」を思い出のギャラリーに

お悩みだった壁の窪みは、写真を飾るギャラリースペースとして活用。

お写真は「上から埋める」こと、そして頂点を結んだ時に「三角形」になるように配置すると、視線が安定してバランス良くまとまります。

下の余白にプレートや花瓶を置くと、素敵なアクセントになります。

猫ちゃんがいても安心の「割れないアーチミラー」

着替えや身支度のコーナーには、アーチ型ミラーをご提案。

猫ちゃんが寛ぐ場所だからこそ、万が一倒れても安心な「割れない素材」を選定しました。

アーチの曲線がお部屋に心地よいリズムを生んでくれます。

ライフステージを見据えたお買い物の優先順位

ご提案したすべてのアイテムを一度に買う必要はありません。Y様には、以下の順番で少しずつ揃えていくことをおすすめしました。

  1. 暮らしの基盤と面積を整える(キャビネット、ラグ、ベッドリネン)
  2. お部屋の「顔」を決める(天井照明、テーブルランプ)
  3. 個性をプラスする仕上げ(アートポスター、スツール、鏡)

少しずつ揃えながら、その時の感覚や気持ちに合わせて、アイテムの方向性を調整していきます。

3ヶ月のサポート期間があるので、しっかりと壁打ち相手になり、最後まで伴走させていただきます。

おわりに:心地よさの正解は、ひとつじゃない

「殺風景なお部屋を、温かみのある空間にしたい」 そんなY様の想いからスタートした今回のコーディネート。

生活感を無理にすべて無くすのではなく、お洒落なカゴに入れたり、植物や光で視線をそらしたり。猫ちゃんと暮らす空間も、素材選びひとつで素敵なインテリアの一部になります。

「素敵なお部屋にしたいけれど、何から手をつければいいか分からない」 そんな小さな違和感を、一緒に紐解いていければ嬉しいです。

この記事を書いた人
beyan
beyan
新卒でインテリア業界に入り、片付けもまともにできなかった私が夢中になったインテリア。 自分なりのものさしで、自分らしいお部屋づくりとは?を模索しています。
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